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【カメラの概要】
フィルムカメラは、フィルムのサイズ(種類)により、「大判」、「中判」、「35mm」、「APS」、「その他」に分けられます。サイズの大きいフィルムを使用する大判カメラや中判カメラは、ポスターなど大きく引き伸ばすことを主目的とする場合や画質を最優先に考える場合などに多く用いられます。これらのカメラは、カメラ自体が大きく機動性に欠けると共にある一定以上の知識や技術が要求されるので、画質にこだわるハイアマチュアやプロに用いられています。一般の人に馴染みがあり、使いやすいのは35mmカメラやAPSカメラで、フィルムカメラと言えば通常は35mmカメラを指しています。
35mmカメラは、レンズ一体型のコンパクトカメラ、レンズ交換式の一眼レフカメラおよびレンジファインダーカメラに分けられます。コンパクトカメラは、操作が簡単で携帯性に優れ、安価なので多くの人に利用されてきました。一眼レフカメラはピントを手動で合わせるMF(マニュアルフォーカス)方式とピントを自動的に合わせるAF(オートフォーカス)方式に大別されます。一眼レフは1950年代後半から1980年代前半までMF方式が主流でしたが、本格的なAF一眼レフである「ミノルタα-7000」が登場した1984年以降はAF方式が主流となりました。レンジファインダーカメラは、一眼レフカメラが普及する前の1950年代後半まで主流でしたが、その後は趣味性の高いカメラとなり、現在では一部のマニアが使用するカメラとなっています。
| 大判 |
中判 |
35mmAF一眼レフ |
35mmコンパクト |
APSコンパクト |
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フィルムカメラは、デジタルカメラの普及とともに売り上げが減少、使用する人も減少の一途をたどっています。このため、主要メーカーもフィルムカメラの生産・販売を縮小しており、消費者の側からみると選択肢が少なくなっているのが現状です。
【一眼レフカメラの選び方】
写真を基礎から学びたいという方が最初に使うカメラとしては露出やピントなどを全て手動で行うMF一眼レフカメラが、そうでない方はAF一眼レフカメラが適しています。AF一眼レフは初心者向けからプロ・ハイアマチュア向けまであり、値段も数万から30万円弱と幅広いですが、基本機能に大きな違いがあるわけではありません。価格差は主にAF速度や連写速度、耐久性・信頼性の違いに起因するものであり、同じレンズを使用する限りにおいては初心者向けのカメラでもプロ・ハイアマチュア向けのカメラでも画質に違いがあるということはありません。機種によって撮影結果に大きな差が出るのは、動きの速い被写体を撮影する場合やハードな使用環境で使用する場合などですので、以下の点に留意しながら、あとは予算と各人の趣味・嗜好でカメラを選んで差支えないでしょう。
★AF(オートフォーカス)一眼レフカメラを購入時する際の留意点
・上級者向けのカメラにはピクチャーモードなどの初心者向きの機能が省かれているので、初心者あるいは機械操作が苦手な場合は初心者向けの(ピクチャーモデルのある)モデルを選んだほうが無難。
・動きの速い被写体を連写する場合は、連写速度が毎秒5枚程度以上あることが望ましい。
・フィルム一眼レフカメラの手ぶれ補正機能は、レンズ側に手ぶれ補正機能があり、それを制御する機能がボディ側にあるモデルに利用が限定される。
・利用できるレンズは、ボディと同じメーカー製のレンズか、互換マウントのレンズを販売しているレンズメーカー製のものに限られる。特に利用したいレンズがある場合は、利用したいレンズのメーカー製のボディを購入する必要がある。
需要激減に伴うメーカーの生産縮小により、現在では一眼レフカメラの選択肢が非常に少なくなっています。このため、選択肢を増やすには状況に応じて中古カメラも視野に入れる必要があるでしょう。なお、中古カメラを購入する際にはいろいろ注意しなければならない点があります。詳しくは当サイトの中古カメラ購入ガイドをご覧ください。
【コンパクトカメラの選び方】
コンパクトカメラを選ぶ際のポイントは、レンズと機能です。コンパクトカメラは、一眼レフと異なりレンズが交換できないので自分の目的にあったレンズを搭載したものを選ぶのが重要です。撮影できる範囲(=被写体の大きさ)はレンズの焦点距離で決まりますが、35mmフィルムとAPSフィルムとではフィルムのサイズが異なるのでレンズの焦点距離を確認する際は注意が必要です。APSカメラのレンズの焦点距離を確認する際は、35mmフィルムを使用するカメラ(通常、35mmカメラと呼んでいます)のレンズの焦点距離に換算した数字で比較すると良いと思います。
35mmカメラのレンズの焦点距離は、50mmが標準(=1倍)とされていますが、単焦点モデルのコンパクトカメラのレンズの焦点距離は、やや広角系の35mm程度が普通です。ズームレンズの場合35mm〜100mm位のものが標準的です。より広い範囲を撮影したい人(例えば建築物の撮影など)のであれば焦点距離が24mmあるいは28mmから始まる広角系ズームレンズを搭載したモデルを選ぶと良いでしょう。遠くのものを少しでも大きく写したい人は望遠側が120mm以上のモデルを選ぶと良いでしょう。但し、コンパクトカメラのズームレンズの特に望遠側はF値が大きい(=像が暗い)ので、望遠側を多用する場合はISO800クラスの高感度フィルムを使用するのが望ましいと言えます。機能面については上の表を参考にして下さい。コンパクトカメラは基本的に機能が必要最低限に抑えられていますので、高級機と普及機、防水・防塵型モデルの間の機能の差はありますが、同じクラスの機種間の機能の差は少ないので、レンズが決まったら予算と相談しながらデザイン等を考慮して自分の好みにあったモデルを選ぶと良いと思います。
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